Life Journey 〜 LGBT好きなことをして生きる。

藤原ナオのメインブログ。LIFE、LGBT、自己啓発、海外、旅することについて。

FTMが保険に入りにくい3つの理由

おはようございます。

ライフビジョンコーチの直(なお)です。

先日は、知っとくべし!トランスジェンダーに保険が必要な理由についてお話しました。Facebookだけでなく、Twitterからのアクセスもたくさんあり、皆さん気になっている内容なんだなと改めて感じました。

 

naofujiwara.hatenablog.com

 

 

FTMトランスジェンダーの皆さん、保険に入っていますか?そろそろ、入ろうかなあと思った時に、すでに入れなくなっている方も少なくありません。では、どうしたらいいのか?まずはFTMトランスジェンダーが保険に入りにくい3つの理由を知っておきましょう。

 

 

若い頃は、保険に入っていなくてもお金で困った体験談を耳にすることは少ないでしょう。また、昔と比べて積極的に保険を勧められる機会も減っているように感じます。

 

私が治療を開始した8年前よりもLGBTトランスジェンダーの治療についての情報もインターネットで簡単に探すことが、できてカウンセリングや身体の治療に移行する年齢も若年化しています。


 

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なぜ、FTMは保険に入りにくいのか?3つの理由をご紹介していきます。

まずは、理由を知って、自分の現在地を知っておきましょう。

 

 

1、精神的なリスク

性同一性障害として病院に通院していることがあげられます。

 

治療の流れとしては、下記のようになります。

専門医に予約→初診→カウンセリング→診断→身体の治療→性別適合手術→戸籍変更

 

性同一性障害の診断を受けたけど、身体の治療をしていないから、保険は入れますよね?」と聞かれることも多いです。

 

実は、私もそう思っていました。

 

しかし、保険会社からすると、今後身体の治療で入院や手術をして給付金支払いの可能性があるとわかっている人にわざわざ保険に入って欲しいとは思わないと言うことを覚えておいてください。

 

そして、他の精神疾患になるリスクもあげられます。

父親と母親、異性カップルの子どもとして性を授かった中で、同性を好きになってしまう、自分自身の身体への強い嫌悪感、日頃から逆の性別の役割を演じる事を強いられることに強い精神的な苦痛がつきまといます。

 

その結果、性の悩みだけでなく、他のメンタルヘルスの問題、うつ病、依存症(アルコール、買い物、SEX)などや自殺・自傷行為が出てくることも少なくありません。

 

保険会社は、そういったメンタルヘルスでのリスクを加入できない大きな理由としてあげています。

 

 

 

2、身体的なリスク

ホルモン治療を継続していくため、副作用で病気になる可能性があると判断されてしまうことがあります。では、具体的にはどのような副作用があるのか?

 

トランスジェンダーの治療は、大きく2つにわかれています。

精神的な治療と身体的な治療です。

 

詳しくは、こちら

www.gidcenter.com



FTM(女性から男性)の場合、男性ホルモンの投与により、血がドロドロになり血管が詰まりやすくなったり(血栓症心不全心筋梗塞脳梗塞の可能性)、ホルモンを分解する肝臓に障害だが出るという副作用があります。

 

MTF(女性から男性)の場合も同じく、女性ホルモンの投与により、FTMと同じく血栓症心不全心筋梗塞脳梗塞のリスクが高まります。また、貧血や乳がんのリスクも出てきます。

 

このように、副作用のリスクはあるものの、実際にどれくらいの期間にどれくらいのホルモンを使用で、どの病気になる確立がどれくらいあるのか?といったデータで検証されていません。

 

そのため、よくわからないリスクをとりたくない保険会社からすると、加入を断るざるを得ないのが現状です。

 

 

 

 3、性別と年齢について

最後に、性別と年齢についてです。

保険料は、契約者の年齢と性別により決まります。

年齢が上がる事で、病気や死亡の確立が高くなるので、保険料はあがります。

そして、男性よりも女性の方が死亡率が低い(長生きする)ので保険料に差がでてきます。(契約者の年齢や性別による保険料の差は、保険会社やプラン、払込期間などにより違います)

 

ここで、身体が女性で産まれたFTMは、戸籍上で男性になったとしても死亡率はどうなるのか?という問題が出てきます。

 

性別移行していくトランスジェンダーは、保険料の算出を産まれた身体の性別にするのか、心の性別にするのか、保険会社の判断が難しいという回答でした。

 

以上、3つの理由で加入が難しいとされています。

 

 

ちなみに私の場合、保険に加入した時の性別は女性でした。

 

5年前の戸籍変更時に保険会社に戸籍を男性にして欲しいと申し出たところ、

「加入時の性別から変更はできません。性別は、女性のままですが、給付等の申請時には、ご本人様だとわかるように性別移行をデータとして記録しておきますので、ご安心ください。」とのことでした。

 

最初は、保険証書の「女性」の表記が嫌だなと感じていたのですが、まあ、人に見せる機会もそうそうないので、そのままでいいかと今はほっています笑

 

他のお客様の中には、「性別が男性から女性に変更できて、保険料を上がった」、「女性の表記に耐えられないので、男性として新しい保険に入りたいです」という方もいらっしゃいました。

 

保険会社ごとに確認してみるといいかもしれないですね。

 

では、またの機会にFTMの保険加入のタイミングと押さえておきたいポイント

をお話しします!!!

 

 

 

【今日の質問】DAY19
「最近、後悔したことは何ですか?なぜ、その選択をしたのですか?後悔しないためにできることは何ですか?」

 

今に、不満を感じたら、選んだのは自分だと思い出そう。

 

自分が何を選択し、どう行動するかは、そもそも自由。「自分で選択したのなら、絶対に後悔しない」という覚悟が、自分の人生のあり方を決めていく。

 

 

ライフビジョンコーチ
藤原 直
 
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